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2010 年度 実績報告書

発達期における延髄縫線核の傷害が睡眠に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 22650141
研究機関鳥取大学

研究代表者

細貝 正江  鳥取大学, 医学部, 助教 (50032206)

研究分担者 松尾 聡  鳥取大学, 医学部, 准教授 (40219390)
キーワード身体システム学 / 睡眠 / 延髄縫線核 / 発達 / ラット / 呼吸筋活動 / 心電図 / 脳波
研究概要

本年度は2,3,8週齢のラットを用い慢性動物を作製した。慢性動物作製にあたり、まず各週齢で急性実験を行い次に慢性動物を作製した。またこれらの実験で記録したデータで解析プログラムの作製をおこなった。以下に実施した内容と結果について述べる。
〈急性実験〉
まずペントバルビタール麻酔下で脳波、頚筋筋電図、心電図、横隔膜筋電図用の電極を装着し、記録した。横隔膜筋電図の記録は3週齢以下のラットでは困難であり、外肋間筋からの筋電図を記録し全週齢で安定して記録できた。そこで横隔膜筋電図の代わりに外肋間筋筋電図を記録した。
〈慢性実験〉
急性実験で確かめた脳波、頚筋筋電図、心電図、外肋間筋筋電図用のそれぞれのコードを頭部のコネクターにつなきデンタルセメントで固定し無菌的に慢性動物を作製した。3,8週齢のラットは術後管理に注意すれば3週間以上にわたって記録は可能であった。しかし2週齢のラットについては侵襲が大きく死亡率が高いことがわかった。手術内容と術後管理の検討し、改善を行っている。さらに延髄縫線核破壊後の記録に向けて手術・術後管理を試みている。
〈解析プログラム〉
上記実験で脳波、頚筋筋電図を20秒ごとにデータを分割し、各データで脳波ついては周波数解析、頚筋筋電図については活動の大きさを計算するプログラムをMATLABを用いて作製し、脳波、頚筋筋電図の変化で睡眠、覚醒期の判定をした。現時点では記録開始直後ではβ波優位であり週齢間の差異は不明である。今後長時間の記録に向け修正を行っている。

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公開日: 2012-07-19  

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