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2012 年度 実績報告書

歩行困難者用電動ビークルの基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22650167
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

森本 一成  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (00127169)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード歩行困難者 / 坐位姿勢 / 筋電位図 / 3次元計測 / 負担低減
研究概要

歩行困難者の身体の不自由に由来する日常の生活上の不便と苦痛から解放されることが重要である。本研究では高齢者が自立した生活を長期間にわたって持続できる電動ビークルの開発のための、高齢者の椅子坐位姿勢の問題点とその解決法の基礎となる指針を提案するために実験的検討をすることである。
本年度は電動車椅子を試走させるための模擬走行装置を試作し、理想的な道路を走行している状態の再現できるようにした。そして目標としている電動ビークルの設計を具体化するために、傾斜した道路を走行した状態を作るために模擬走行装置を傾斜させて、走行時の姿勢評価指標に関する実験と解析を行った。被験者は高齢者20名とした。人体計測ならびに解析項目は座圧の変動、背もたれ圧、脹ら脛と頚部の血流速度ならびに、走行時の頸の前傾角度、肘の角度、肩の角度等を測定し、心理的、身体的負担とした。傾斜角度が大きくなるに従い脹ら脛での血流の増加などが見られた。こうした血流や座圧などの測定値と主観的負担感の関係を調べ、ビークル設計のための評価指標を検討した。また、提案している電動ビークルは座面が高いため転倒が問題とされている。このため転倒防止機能を設計するためのシミュレーションプログラムをソフトウエアADAMSを用いて作成し、人が乗った状態での傾斜道路走行時の姿勢制御アルゴリズムを検討した。シミュレーションの結果、体重に応じた転倒防止が可能なことを確認した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 車いす利用者のためのバリアフリー情報自動識別の研究 -各種機械学習法での比較-

    • 著者名/発表者名
      塩見 祐斗, 桑原 教彰, 森本 一成
    • 学会等名
      ヒューマンインタフェースシンポジウム2012
    • 発表場所
      北九州
  • [学会発表] e-テキスタイル研究の展望

    • 著者名/発表者名
      森本一成
    • 学会等名
      日本繊維機械学会e‐テキスタイル研究会
    • 発表場所
      東京都

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公開日: 2014-07-24  

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