一般に使用される香辛料やハーブなどの成分をターゲットとして、各種標的細胞からどのような摂食関連分子の誘導を引き起こすのか、細胞シグナル伝達にかかわるmRNAやmiRNAの発現を調べ、体内の食欲増進や健康の維持にどのように働くのかを分子生物学的に探究した。例えば種々のローズマリーやセージ刺激などによってAKT1などの遺伝子発現がどのように変化するのかを培養細胞系において検討し、誘導される遺伝子をウエスタンブロッティングや蛍光組織染色などを用いて解析し、摂食システムやそれらの細胞シグナル伝達との関わりを明らかにした。
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