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2012 年度 実績報告書

3次元画像解析に基づく写真法による食事調査の定量評価

研究課題

研究課題/領域番号 22650185
研究機関中京大学

研究代表者

目加田 慶人  中京大学, 情報理工学部, 教授 (00282377)

研究分担者 種田 行男  中京大学, 情報理工学部, 教授 (30185178)
今枝 奈保美  名古屋女子大学, 家政学部, 准教授 (80387662)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードコンピュータビジョン / 食事調査
研究概要

本研究の目的は,日常おこなわれる健康管理の利便性と簡便性向上のために,食事量の可視性と定量性を実現するための画像処理手法の開発と,その健康管理への貢献の有無を予備調査することにあった.具体的には,近年民生機器として普及が始まった3次元カメラを用い,被験者が日々の食事をデジタルカメラで撮影するだけで,摂取した量やエネルギーを計測・推定できるものを目指す.
最終年度である平成24年度はこれまで開発・作成してきたソフトウエアを実利用するという観点から,より使い安いシステムとなるような改良を加えた.具体的には(1)コンピュータビジョン技術に基づく定量計測ソフトウエアのユーザインタフェースの改良,(2)食事画像の形状や大きさの把握を促進するための可視化ソフトウエアの開発,を行なった.項目(1)では,ステレオカメラからの距離計測ソフトウエアを改良し,ユーザの指定する任意物体のサイズ計測(長さや厚み)を対話的に実行出来る環境を作成した.項目(2)においては,3次元CG技術を応用することにより撮影した食事画像の3次元形状を可視化することに成功し,項目(1)にその機能を組み込んだ.その際,大きさが既知の物体も同時に表示することで,3次元CGについての経験や知識に乏しい者であっても大きさの把握が容易になるような工夫を行なった.
本研究では,公衆栄養の専門家であっても食事量を推定することは難しいタスクであり,コンピュータにより,大きさや形状の把握に有効となる何らかの支援が必要であることを示した.本研究が目指した「食事量の計測」に加え,栄養指導における食事量計測のための補助手段としての有用性を確認した.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 食事摂取量の把握方法と結果の活用2013

    • 著者名/発表者名
      今枝 奈保美
    • 雑誌名

      日本スポーツ栄養研究誌

      巻: 6 ページ: 10-17

    • 査読あり
  • [学会発表] Usual dietary intakes of selected trace elements (Zn, Cu, Mn, I, Se, Cr, Mo) and biotin by weighed dietary records in middle-aged Japanese dietitians2012

    • 著者名/発表者名
      Imaeda N
    • 学会等名
      日本栄養改善学会
    • 発表場所
      名古屋、名古屋国際会議場
    • 年月日
      20120912-20120914
  • [学会発表] タブレット型端末を用いた食事調査システムの開発2012

    • 著者名/発表者名
      熊谷佳子
    • 学会等名
      日本栄養改善学会
    • 発表場所
      名古屋、名古屋国際会議場
    • 年月日
      20120912-20120914
  • [学会発表] 地域高齢者の習慣的栄養素等摂取量の評価2012

    • 著者名/発表者名
      足立絢香
    • 学会等名
      日本栄養改善学会
    • 発表場所
      名古屋、名古屋国際会議場
    • 年月日
      20120912-20120914
  • [学会発表] 写真法食事調査支援のための画像処理システム開発2012

    • 著者名/発表者名
      目加田慶人
    • 学会等名
      日本栄養改善学会
    • 発表場所
      名古屋、名古屋国際会議場
    • 年月日
      20120912-20120914

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公開日: 2014-07-24  

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