• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

電磁誘導にもとづくエネルギー変換教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22650187
研究機関弘前大学

研究代表者

櫻田 安志  弘前大学, 教育学部, 准教授 (70280922)

キーワード交流発電 / 変圧 / 電磁誘導 / 電流測定
研究概要

平成23年度の前半では,これまでに提案した自作教材である「直流モータの改造による交流発電教材」について,簡易な作製方法の検討をするとともに関連する学習内容についての検討を行った.その結果,手回し発電機の直流モータを改造する形で教材を実現し,波形の観察,変圧,エネルギー供給などの実験を子供たちが自作した回路で実現できるようになった.これに併せて「回転構造の活用した発電教材」についても検討を行っている.また,電磁誘導による非接触でのエネルギー供給教材に関しては,中学校の教員が容易に実現できるように簡易な回路について検討を行った.その際に,理論に関する考察とともに基礎的な特性の実験を行うことで,今のところ低周波発振器などを使用する形ではあるが,簡易な回路が提案できた.いずれの教材も,中学校において実現可能なものであることが重要であると考えている.平成23年度の後半には,学会講演で収集した意見および協力者の意見などを参考にして,自作教材を用いた短時間の授業および演示実験について提案し,それらの内容に関する検討を行った.その結果,既存の学習内容との関連や,各教材の学習内容の新学習指導要領における位置付けなどに関してさらに検討する必要が出てきた.これに並行する形で,これまで開発した教材用のカレントトランスフォーマーについて,簡単に電流測定ができるように分割型にする改良を行った.その結果,電流の検出感度は低くなったが,測定の際に扱いやすい教材が実現できた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究において,提案した教材の原理に関する理論的考察や実験を行うことで,提案した教材が比較的簡易な形で実現できるようになった.

今後の研究の推進方策

今後は,新たな教材を提案するとともに,これまで提案・作製してきた教材を用いた授業も提案していく.その際には提案した教材の新学習指導要領における位置づけや,近年注目されているスマートエネルギーとの関連についても明確にしていく予定である.また,開発した教材の公開や意見集約のために,Webを活用する予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 教材用クランプ型カレントトランスフォーマーの検討2011

    • 著者名/発表者名
      櫻田安志
    • 学会等名
      第29回日本産業技術教育学会東北支部大会講演会
    • 発表場所
      岩手大学
    • 年月日
      2011-12-04

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi