研究課題
挑戦的萌芽研究
中国西北部の乾燥・半乾燥地域では、灌漑農地の開発、農地や草地の不適切な管理などが複合して、砂漠化が進行している。これに対して、中国政府は「退耕還林還草」、「節水」、「生態移民」など、さまざまな環境政策が開始された。しかし、こうした環境政策も、実施に先だつ科学的な検証や評価が不十分であったり、中央と地方の方針が異なることによってさまざまな矛盾が生じたりと、多くの問題点が存在する。本研究は中国の「節水」政策に焦点をあて、中国側研究者を含めて多角的な視点から、全国に先駆けてモデル事業として実施されているケースを対象に、その目的、手法、効果の評価、住民の生活や文化に与える影響など、その実態を明らかにしするとともに、総合的な評価方法を確立するための問題点を抽出した。
すべて 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)
HUMAN-知の森へのいざない
ページ: 124-134
Water History
DOI:10.1007/s12685-012-0057-8
Proceedings of the 8th International Symposium on Southeast Asian Water Environment
ページ: 40-49