研究課題
挑戦的萌芽研究
哲学者の三木清(1889-1945)が編纂した『現代哲学辞典』(1936年)は、日本で初めて大項目主義を採用した画期的な哲学辞典であった。だが、同書はわずか5年で大幅に改訂され、その『新版現代哲学辞典』(1941年)も翌年には発禁処分を受けた。この哲学辞典は日本の戦時下における出版文化を映し出す鏡である。同書は学術性と時事性の両方を具備することを目指したのであり、日本の哲学辞典編纂史上に並びない位置を占めている。
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福井大学医学部研究雑誌
巻: 12巻 ページ: 53-71
http://hdl.handle.net/10098/5114
東北哲学会年報
巻: 26号 ページ: 97-98