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2010 年度 実績報告書

戦時期メディアにおける「喇嘛教」表象に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22652006
研究機関群馬大学

研究代表者

高本 康子  群馬大学, 国際教育・研究センター, 非常勤教員 (90431543)

キーワード喇嘛教 / 満洲 / 戦時期 / 宣撫工作 / 蒙疆 / 仏教学 / 日本史 / 日本近代史
研究概要

(1)当該研究課題の主要な一次資料である戦時期日本・満洲国のニュース映画、旅行雑誌・パンフレット、活字メディアにおける写真資料等の収集・購入と、その予備調査。収集した資料についてリストと仮目録の作成。以上の予備調査を行った結果、動画資料の中には、「喇嘛教」関係の画像が予測より少ないことが判明した。画像資料としては、写真として残されているものが多数あり、今年度も可能な限り調査・収集を行ったが、当該課題研究の十全な推進のためには、更なる収集と整理が必要になると思われる。従って次年度も、絵はがき、写真集などの調査を実施する。
(2)当該研究課題の背景を明らかにするものとして、戦時期日本の「喇嘛教亅施策に関する資料収集と研究。この種の資料は、いまだ十分に網羅されているとはいえず、先行研究の蓄積も薄い。そのため、一次資料の収集・購入を進めるとともに、海外における優れた先行研究の紹介にも努力した。具体的には、「満蒙」地域の現地新聞社発行の年鑑等の定期刊行物、満洲国政府資料等の基礎資料の収集と調査、外交史料館資料、国立民族学博物館資料について、当該課題にかかわる資料の収集と調査、日本仏教各派における「喇嘛教」関係活動の実態についての資料収集と調査である。また、「満蒙」地域についての研究情報を広く収集するために、各種研究グループの活動に参加した。具体的には、植民地教育史ワークショップ(平成23年度科研費での研究課題に参加)、東アジア仏教運動史研究会(会員共著による研究成果の発表を目指す)である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 宣撫工作と「喇嘛教」-戦時期外交史料を中心-2011

    • 著者名/発表者名
      高本康子
    • 雑誌名

      論集

      巻: 37号(掲載確定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 昭和日本と「喇嘛教」-国立民族学博物館青木文教資料に見る「喇嘛教」施策-2010

    • 著者名/発表者名
      高本康子
    • 雑誌名

      印度学仏教学研究

      巻: 59巻 ページ: 503-507

    • 査読あり
  • [学会発表] 昭和日本と「喇嘛教」-国立民族学博物館青木文教資料に見る「喇嘛教」施策-2010

    • 著者名/発表者名
      高本康子
    • 学会等名
      日本印度学仏教学会第61回学術大会
    • 発表場所
      立正大学
    • 年月日
      2010-09-11
  • [学会発表] 日本仏教が見たチベット仏教-河口慧海と青木文教を中心に-2010

    • 著者名/発表者名
      高本康子
    • 学会等名
      日本印度学宗教学会第53回学術大会課題研究
    • 発表場所
      大阪国際大学
    • 年月日
      2010-05-29
  • [図書] 国際政治社会における大谷光瑞とその探検隊2011

    • 著者名/発表者名
      白須浄真
    • 出版者
      勉誠出版(確定)

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公開日: 2012-07-19  

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