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2012 年度 実績報告書

音響解析を用いたインドネシア・バリ島のガムランの変遷

研究課題

研究課題/領域番号 22652020
研究機関日本大学

研究代表者

塩川 博義  日本大学, 生産工学部, 教授 (50187324)

研究分担者 梅田 英春  静岡文化芸術大学, 人文・社会学部, 教授 (40316203)
皆川 厚一  神田外語大学, 外国語学部, 准教授 (60337748)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードバリ島 / ガムラン・ゴング・クビャール / 音高 / 音程 / うなり / 調律 / 有限要素法 / 音響シミュレーション
研究概要

23年度に引き続き、研究代表者である塩川と研究分担者である梅田と皆川は、24年度も8月から9月にかけてインドネシア・バリ島においてガムランの調査および測定を行った。
まず、バリ島東部のカランガスム県にあるマチャン村とサンゲム村のガムラン・ゴング・クビャールを測定した。マチャン村のガムラン・ゴング・クビャールは、村人のインタビューによれば、1948年に2セットのガムラン・プレゴンガンを溶かして造られたようで、やはり、音高はガムラン・プレゴンガンの高さに近いことが明らかになった。サンゲム村のガムラン・ゴング・クビャールの音高は低く、隣のクルンクン県にあるそれらとほぼ同じ音高であることが明らかになった。
また、バリ島中南部のタバナン県にあるマルカンギン村とテングダ村のガムラン・ゴング・クビャールの測定も行った。マルカンギン村のガムラン・ゴング・クビャールは、1953年に造られた。音高はガムラン・プレゴンガンの高さに近く、タバナン県にある一般的なガムラン・ゴング・クビャールより高いことが明らかになった。テングダ村のガムラン・ゴング・クビャールのガンサは、もともとは7鍵だったようで、明らかに上7枚と下3枚の鍵盤の形状が異なる。村人のインタビューによれば、1918年にガンサは9鍵になり、2005年に現在の10鍵になったという。テングダ村のガムラン・ゴング・クビャールの音高は、一般的なバリ島中部のそれらとほぼ同じであることが明らかになった。
そして、塩川と連携研究者である豊谷は、バリ島の楽器工場において試作した鍵盤のモデリングを行い、有限要素法を用いて3次元のモード解析を行い、実測値と比較検討した結果を日本音響学会で発表した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 有限要素法による青銅製ガムラン用鍵盤の3次元固有値解析

    • 著者名/発表者名
      豊谷純、塩川博義
    • 学会等名
      日本音響学会
    • 発表場所
      信州大学工学部(長野工学キャンパス)
  • [備考] 音響解析を用いたインドネシア・バリ島のガムランの変遷

    • URL

      http://home.h03.itscom.net/shio_lab/research.htm

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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