研究課題/領域番号 |
22652023
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
閻 小妹 信州大学, 全学教育機構, 教授 (70213585)
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キーワード | 中国文学 / 日本文学 / 怪異小説 / 寓言論 / 剪灯新話の対偶構成 / アジアの怪異小説 / 翻案小説 / 江戸の怪談 |
研究概要 |
23年10月に杭州工商大学で「東アジアの漢文学の回顧と展望」の国際シンポジュームで「剪灯新話の対偶構成について」を題とした研究発表をして、中国、台湾、アメリカ、日本の研究者と「剪灯新話」の研究状況について意見交換を行われた。 24年3月に中国西北大学国際文化交流センターで中国各大学から出された論文資料を収集し、特に近年発表された「剪灯新話」に関する論文リストを作った。 24年3月に台湾中央研究院を訪問し、「剪灯新話」に関する資料を収集した。また、台湾の「剪灯新話」研究の第一人者成功大学(台南市)の陳益源教授を訪問し、学術交流を行われた。「剪灯新話」のベトナムに於ける受容と発展について多くの新発見を発表して来た陳教授の新資料、著作を収集して来た。 23年「近世部会報」第6号に論文「再論『剪灯新話』の対偶構成-「鑑湖夜泛記」と「緑衣人伝」-」を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
中国人研究者の東南大学の喬光輝教授と共同で研究発表する予定だったが、日本の地震の影響などで来られなかった。(今年度招聘予定)
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今後の研究の推進方策 |
現在中国で発表した『剪灯新話』に関する論文はほとんど収集できたが、内容は類似、重複などが多く見られ、資料集の作成に時間を要する。 今後内容を精読し、新発見の論文に絞って資料集の作成にかかる予定である。
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