• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

イギリス小説を原作とした映画の体系的理論的研究-イギリス映画研究の総合化へむけて

研究課題

研究課題/領域番号 22652028
研究機関中央大学

研究代表者

新井 潤美  中央大学, 法学部, 教授 (70222726)

研究分担者 草光 俊雄  放送大学, 教養学部, 教授 (90225136)
丹治 愛  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90133686)
佐藤 元状  慶應義塾大学, 法学部, 准教授 (50433735)
キーワード映画批評 / 映画理論 / イギリス映画 / 文学と映画
研究概要

(1)昨年度に引き続き、それぞれのメンバーがイギリス映画研究の体系化、理論化、総合化のために必見の映画作品、および必読の基本的研究書のリストにしたがって、資料(映画作品および研究書など)を収集するとともに、その読解を進め、それぞれ論文を執筆した。それを(2)および(3)のかたちで発表した。
(2)7月、10月、3月の3回にわたって、グループ内で、あるいは他の映画研究グループ(ポスト・ヘリテージ映画研究会など)と合同で、個別の映画作品について議論する研究会、シンポジウムを開催した。7月は、佐藤がカレル・ライス『モーガン』について発表し、その後、ライス映画の全体像について議論した。10月は、中央大学で人文研公開研究会「イギリス映画とナショナル・アイデンティティ」という公開シンポジウムを開催し、新井が司会、草光が『逢引き』、丹治が『分別と多感』などのヘリテージ映画、佐藤が『フランス軍中尉の女』についてそれぞれ発表したのち、イギリス映画のなかでイギリスのナショナル・アイデンティティがどのように表現されているかを議論した。3月は、佐藤の博士論文(2012年4月、東京大学に提出予定)原稿「ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴの映像学」についての合評会を開催し、ニュー・ウェーヴ映画がイギリス映画史のなかで果たした歴史的役割について議論した。
(3)それとは別に、メンバーが個々にイギリス映画についてさまざまな場で研究発表を行った。たとえば新井は、日本英文学会全国大会(5月)において、「近代イギリス演劇におけるスペクタクルと音楽」というタイトルのシンポジウムで講師を務めるとともに、日本イギリス児童文学学会東日本支部秋の例会(10月)での招待講演において、ハリー・ポッターの文学と映画について論じた。その他については、業績欄を参照のこと。

  • 研究成果

    (21件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (11件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 真面目な事柄についてのコメディ-『モーガン』と表象の政治学2012

    • 著者名/発表者名
      佐藤元状
    • 雑誌名

      日吉紀要英語英米文学

      巻: 60巻 ページ: 55-81

  • [雑誌論文] Class and Leisure : The English Seaside Holiday2012

    • 著者名/発表者名
      新井潤美
    • 雑誌名

      Genealogies of Curiosity and Material Desire : How Has Consumer Taste Been Contructed?

      巻: 1 ページ: 43-48

  • [雑誌論文] 霊の物質化心霊主義的幽霊物語としての『ドラキュラ』2012

    • 著者名/発表者名
      丹治愛
    • 雑誌名

      亡霊のイギリス文学豊穣なる空間

      巻: 1(発行確定) ページ: 188-200

  • [雑誌論文] 『フランス軍中尉の女』と時間制のモンタージュ2012

    • 著者名/発表者名
      佐藤元状
    • 雑誌名

      教養論叢

      巻: 133 ページ: 49-70

  • [雑誌論文] 慶応義塾大学「アカデミックスキルズ」における映像教育2011

    • 著者名/発表者名
      佐藤元状
    • 雑誌名

      オーストラリア学会主催オーストラリア公開講座講義録

      ページ: 44-51

  • [雑誌論文] イギリス映画とは何か?-ナショナル・シネマの完成まで2011

    • 著者名/発表者名
      佐藤元状
    • 雑誌名

      愛と戦いのイギリス文化史1951-2010年

      ページ: 237-252

  • [雑誌論文] 道徳と感性の改革ヴィクトリア朝における動物愛護文化と英文学2011

    • 著者名/発表者名
      丹治愛
    • 雑誌名

      ヴィクトリア朝の文芸と社会改良

      巻: 1 ページ: 63-84

  • [雑誌論文] 英文学教育の理念・目的および方法についての組織的検討2011

    • 著者名/発表者名
      丹治愛
    • 雑誌名

      2011年度大会プロシーディングズ

      巻: 1 ページ: 210-12

    • 査読あり
  • [学会発表] Class and Leisure : The English Seaside Holiday2012

    • 著者名/発表者名
      新井潤美
    • 学会等名
      History of Consumer Culture 2012 Conference, Genealogies of Curiosity and Material Desire : How Has Consumer Taste Been Constructed?
    • 発表場所
      学習院大学
    • 年月日
      2012-03-26
  • [学会発表] Consuming Plants : Botany and Consumer Society2012

    • 著者名/発表者名
      草光俊雄
    • 学会等名
      History of Consumer Culture 2012 Conference, Genealogies of Curiosity and Material Desire : How Has Consumer Taste Been Constructed?
    • 発表場所
      学習院大学
    • 年月日
      2012-03-26
  • [学会発表] ジェイン・オースティンと階級社会2011

    • 著者名/発表者名
      新井潤美
    • 学会等名
      千葉大学英文学会第34回大会
    • 発表場所
      千葉大学
    • 年月日
      2011-12-03
  • [学会発表] 「学校もの」とハリー・ポッター2011

    • 著者名/発表者名
      新井潤美
    • 学会等名
      日本イギリス児童文学学会東日本支部秋の例会講演
    • 発表場所
      川村学園女子大学
    • 年月日
      2011-10-29
  • [学会発表] オースティンの映画におけるナショナル・アイデンティティ2011

    • 著者名/発表者名
      丹治愛
    • 学会等名
      中央大学人文研シンポジウム「イギリス映画とナショナル・アイデンティティ」
    • 発表場所
      中央大学
    • 年月日
      2011-10-18
  • [学会発表] 『フランス軍中尉の女』と時間制のモンタージュ2011

    • 著者名/発表者名
      佐藤元状
    • 学会等名
      中央大学人文研シンポジウム「イギリス映画とナショナル・アイデンティティ」
    • 発表場所
      中央大学
    • 年月日
      2011-10-18
  • [学会発表] Brief Encounter(逢びき)に見るイギリス社会2011

    • 著者名/発表者名
      草光俊雄
    • 学会等名
      中央大学人文研シンポジウム「イギリス映画とナショナル・アイデンティティ」
    • 発表場所
      中央大学
    • 年月日
      2011-10-18
  • [学会発表] 慶応義塾大学「アカデミックスキルズ」における映像教育2011

    • 著者名/発表者名
      中央大学
    • 学会等名
      オーストラリア学会主催シンポジウム
    • 発表場所
      慶應義塾大学
    • 年月日
      2011-07-02
  • [学会発表] ジェイン・オースティンの風景とイングリッシュネス ピクチャレスクからイングリッシュへ2011

    • 著者名/発表者名
      丹治愛
    • 学会等名
      ジェイン・オースティン協会大会
    • 発表場所
      学習院大学
    • 年月日
      2011-06-25
  • [学会発表] サヴォイ・オペラと「イギリス的」演劇2011

    • 著者名/発表者名
      新井潤美
    • 学会等名
      日本英文学会第83回全国大会シンポジウム「近代イギリス演劇におけるスペクタクルと音楽」
    • 発表場所
      北九州市立大学
    • 年月日
      2011-05-21
  • [学会発表] 英文学教育の理念・目的および方法についての組織的検討2011

    • 著者名/発表者名
      丹治愛
    • 学会等名
      日本英文学会関東支部春期大会
    • 発表場所
      成蹊大学
    • 年月日
      2011-04-30
  • [図書] 執事とメイドの裏表-イギリス文化における使用人のイメージ2011

    • 著者名/発表者名
      新井潤美
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      白水社
  • [図書] 越境する言の葉-世界と出会う日本文学2011

    • 著者名/発表者名
      新井潤美(共著)
    • 総ページ数
      486
    • 出版者
      渓流社

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi