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2010 年度 実績報告書

英語コミュニケーション能力の育成における協同学習の効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22652056
研究機関上越教育大学

研究代表者

大場 浩正  上越教育大学, 犬学院・学校教育研究科, 准教授 (10265069)

キーワード協同学習 / コミュニケーション能力 / スピーキング / グループワーク / ペアワーク / インタラクション / 社会性 / フードバック
研究概要

本研究課題は、協同学習の基本的構成要素を取り入れたスピーキングとライティングの活動によって、学習者の英語のスピーキング能力およびライティング能力が伸長するか、さらに学習者の英語学習に対する態度、(対人関係等の)授業環境への評価、動機づけ、言語的自信がどのように変化するかを解明することである。
今年度は、2年次以降の実験授業(本実験)において用いる、スピーキング活動のタスクとその指導計画およびライティング活動で採用するプロセス・ライティングによる指導計画を作成することであった。まず、昨年度に大学1年生を対象に行った英語のスピーキング活動に協同学習を取り入れた予備的実験授業のデータを詳細に再分析し、その結果を学会で発表し、論文化した。結果として、流暢さのみならず正確さにおいても一部の分析項目において協同学習に基づくスピーキング活動の効果が確認された。これらの結果に基づき、本実験における教材と指導計画(活動内容)を修正した。また、英語学習に対する態度、(対人関係等の)授業環境への評価、動機づけ、言語的自信の変化を測定するアンケート項目も修正した。
ライティングの活動においても教材やプロセス・ライティングの指導計画(活動内容)の作成のための文献研究と教材研究を行った。結果として、短期間では流暢さ、正確さ、複雑さの伸長は難しいかもしれないが、ライティングの内容的な改善は期待できることが明らかになった。流暢さ、正確さ、複雑さが伸長するような題材や指導方法の構築が必要となった。
また、中学校の英語授業における協同学習の実践の観察や授業者との意見交換を通して、今後の実験授業の示唆を得すことが出来た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The effects of cooperative learning on speaking of Japanese EFL learners2010

    • 著者名/発表者名
      Ohba, Hiromasa
    • 雑誌名

      Proceedings of the 4th CLS(National University of Singapore)International Conference

      ページ: 659-666

  • [学会発表] The effects of cooperative learning on speaking of Japanese EFL learners2010

    • 著者名/発表者名
      Ohba, Hiromasa
    • 学会等名
      The 4th Centre for Language Studies(National University of Singapore)Conference
    • 発表場所
      Orchard Hotel Singapore, Singapore
    • 年月日
      2010-12-03

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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