研究概要 |
本研究は,大学生を対象に,英語によるスピーキング活動とライティング活動に協同学習の構成要素を組み入れることによって,学習者はどのような協同作業に対する認識,英語能力への意識及び英語学習への意欲と態度を持つかを調査した。結果として,協同学習グループと伝統的学習グループの両グループとも,英語学習に対する意欲を高めた。また,協同作業認識尺度における「協同効用」は有意に高くなったが,「個人志向」と「互恵懸念」には変化がなかった。しかしながら,協同学習グループにおいては,スピーキング活動を行ったグループの方がライティング活動を行ったグループより,人間関係や学生生活の質が高くなった。
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