研究概要 |
本年度は、歴史資料の計量化分析(テキストマイニング)を行う準備作業として、歴史資料のフル・デジタル化を進めた。研究実施計画にある通り、魔女関係書を素材として、いままで行われてこなかったテクストのデジタル化を進めた。デジタル化を行った文献は、Lambert Daneau, A Dialogue of Witches(1575) ; Reginald Scot, The Discoverie of Witchcraft(1584) ; Henry Holland, A Treatise Against Witchcraft(1590) ; George Glfford, A Discourse of the Subtill Practises of Devilles by Witches and Sorcerers(1587) ; id., A Dialogue Concerning Witches and Witchcraft(1593) ; William Perkins, A Discourse of the Damned Art of Witchcraft(1608) ; King James I, Daemonolonie(1597) ; Thomas CooPer, The Mystery of Witchcraft(1617) ; Thomas Ady, A Candle in the Dark(1656)の9点についてのデジタル化を完了した。これらの作業は膨大な時間と手間がかかるため、テキストマイニングをはじめ、およそあらゆる検討を行う際の大きな困難になっていたと考えられる。本年度のフル・デジタル化の作業により、平成23年度以降の計量化分析の土台を構築することができた。また魔女関係書の研究にも大きな進展を見たと言えるだろう
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