研究課題
挑戦的萌芽研究
宗教や文化等のインフォーマル制度構造は、経済主体が共有する公平や平等観に大きな影響がある。本研究は、ジョン・ロールズの政治哲学や、新制度経済学の成果を踏まえ、日本の平等社会の特徴を再吟味した。日本は、相対的にロールズの平等主義(初期条件の平等を理想と捉える)を実践している国とも言えるが、ロールズ理論とは大きく異なる特徴-平等そのことが原則化し、格差のための原則を打ち立てることを避けようとする社会構造-も指摘した。
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政策情報学会誌
巻: No.5, Vol.1 ページ: 99-106