研究課題/領域番号 |
22653055
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山中 浩司 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40230510)
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研究分担者 |
大村 英昭 関西学院大学, 社会学部, 教授 (30047485)
伊藤 公雄 京都大学, 文学研究科, 教授 (00159865)
石蔵 文信 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50303970)
阪本 俊生 南山大学, 経済学部, 教授 (30215652)
渡邊 太 大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (80513142)
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キーワード | 平穏死 / 在宅死 / 終末期医療 / 長寿社会 / ネットワーク |
研究概要 |
本年度は2010年4月に打合せ会議をもち、年度計画を立てた。予算の関係で今年度におけるウェブサイトの構築は困難と判断し、シンポジウムおよびワークショップを中心に活動を行い、参加者へのアンケート調査とネットワーク作りを行うこととした。2010年8月7日に豊中市千里公民館にて一般公開シンポジウム『終末期医療と人の死を考える』を開催し、ゲストに緩和医療の専門家恒藤暁教授(大阪大学医学系研究科)、生命倫理学者森岡正博教授(大阪市立大学人間社会学部)をまねき、ホストを大村英昭と石蔵文信がつとめた。一般の参加者約80名が参加し、活発な意見交換が行われた。2010年12月19日には豊中市千里ライフサイエンスセンターにて、東京都千代田区特別養護老人施設蘆花ホームの医師石飛幸三氏を招き、一般公開シンポジウム『平穏死について考える』を開催、ホストを伊藤公雄、石蔵文信がつとめ、一般参加者約90名が参加し、大変大きな反響を得た。2011年3月7日には、上野千鶴子教授(東京大学文学研究科)を招き、大村英昭氏をはじめとする宗教関係者、伊藤公雄氏をはじめとする社会学関係者、石蔵文信氏をはじめとする医療関係者20名による、対談形式のクローズド・ワークショップ『おひとりさまの老後としずめの文化一在宅死のすすめ』を開催した。これにより、宗教関係者との貴重な意見交換を行うことができた。2011年3月20日には、上記石飛幸三医師を再び招き、大村英昭氏との対談シンポジウム『長寿社会と家族』を開催、約60名の一般参加者を得た。すべてのワークショップ、シンポジウムは専門業者によるビデオ撮影を行っており、また8月7日、12月19日についてはアンケート調査も実施している。これらの企画を通じて、本フォーラムのネットワークは格段に広がり、現在、医療関係者、養護施設関係者、社会学関係者、宗教関係者の幅広い連携が可能となりつつある。
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