研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究で扱う問いは、自己利益を追求する個体間で大規模な相互協力達成がいかにして可能かというものである。これは、これまでは理論的には説明不可能だった問題であるが、本研究により解明への端緒を見出すことができた。具体的には、他の社会的相互依存関係と相互協力達成状況との間に相互影響過程が存在すること、及び相互協力状態維持のためのサンクションを行うことが別な状況において自己利益をもたらす可能性があることを組み入れた理論を構築する必要性が明らかになった。
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心理学研究
巻: 83 ページ: 27-34