研究課題
挑戦的萌芽研究
ヒトの非論理的だが効率のよい思考の背景に、本来一方向でしか成り立たないA→Bの関係の学習から逆方向のB→Aを同時に推論してしまう「対称性バイアス」があると言われている。このバイアスは私たちの言語学習と深い関連をもつと考えられてきたが、その詳細や発達的・進化的起源は不明である。本研究ではヒト乳児とチンパンジーの種間比較から、対称性バイアスがヒトで言語獲得以前に現れること、チンパンジーに比べヒトではこのバイアスが強く現れることを明らかにした。以上の結果をふまえ、対称性バイアスの発達や言語機能との関係等について考察した。
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ScientificResearch in Reading, Special issue:Reading in Chinese
巻: Vol. 17 ページ: 71-88
DOI:10.1080/10888438.2012.689788
http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imai/