研究課題/領域番号 |
22653111
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研究機関 | ノートルダム清心女子大学 |
研究代表者 |
西井 麻美 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 教授 (90218107)
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研究分担者 |
金井 ジュリー(西井寿里) 川崎医療福祉大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40351952)
北原 かな子 青森中央短期大学, その他部局等, 教授 (80405943)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 文化受容 / 比較文化史 / ブラジル / 台湾 / 文化意識 / 持続発展教育 / 比較教育学 / 珍田捨己 |
研究概要 |
本年度は、本研究の最終年であるため、これまで収集した資料を総合的に検討し、日本人を巡る文化受容と伝搬の特性について海外日系人コミュニティ内における文化受容・継承問題としてだけでなく、日系人を受け入れた側の社会との関連から、移民問題・文化摩擦の問題について、教育的な視点から掘り下げることができた。 ブラジルでの調査については、昨年度リオデジャネイロ市においてビル群倒壊事故があったため、実施できなかったものを、本年度に行ったが、6月に同市で開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)に同会議リオ市委員長からの招待もいただき、参加することができ、本研究テーマに関して「持続可能な開発のための教育/持続発展教育」の視点からも、検討することができた。 また、植民地時代における朝鮮と台湾の比較研究では、女学校・高等女学校と生け花・茶の湯といった伝統芸能の教授を通じて、礼儀作法の受容など日本人としての精神修養について明らかにし、当時の植民地における文化・教育への影響を明らかにすることができた。 さらに、ブラジルや米国への移民問題で貢献した、津軽地方出身の外交官珍田捨己の軌跡を追い、移民問題への貢献についての考察を試みた。ブラジリア大学の根川幸男氏の協力のもと、外交史料の中での珍田の業績をまとめた。これらについては、珍田の母校東奥義塾に関連する研究発表の中で、同校出身の外交官による移民問題への貢献として扱った。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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