研究分担者 |
橋ヶ谷 佳正 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50252945)
宮崎 宏志 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (30294391)
山田 剛史 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10334252)
新 茂之 同志社大学, 文学部, 教授 (80343648)
川合 紀宗 広島大学, 大学院・教育学研究科, 講師 (20467757)
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研究概要 |
本研究は世田谷区の教育長の依頼で申請するもので,日本初の品性・品格教育を,21世紀型の国際社会に通用するものにするために,研究者の専門的知識で支援することが目的である。そのための方策として,(1)教員研修会,保護者説明会等,「人格の完成を目指して」の取り組みに関わる行事で普及のため,区内の学校より依頼があれば,品格教育に関する指導・助言をこちらの経費で行う,(2)区が直面した困難さについて,教育心理学,教育哲学,特別支援,視覚伝達デザインの立場から資料・知識提供を行う,(3)米国の専門家をお招きし,世界的な視点で実践のコメントを頂き,アメリカにはないよい点を指摘して頂く等を通して,日本型の品性・品格教育を創ってゆくことであった。 区では研究ブロック(中学校とその周辺の小学校)を指定している。そのブロックは,全区で共通の理解の下で取り組みができるような教材,教育方法の開発などに取り組んでいる。そこで我々はその研究指定ブロックとの関係を中心に,教材開発,教育方法について視察させていただいた。加えて,教職員研修会,PTA研修会,中学区での生徒向けの講演会,区の教育説明会等で話をする中で,多くの方に共通して見られる品格教育への誤解,鍵となる考え方が次第に明確になってきた。そこでこれらをわれわれのチームで「品格教育;よい行為の習慣をつくる,もう一つの教育」にまとめ,現在,印刷中となっている。外国人の招聘については,一人分しか予算が確保できなかったこと,春から準備を始めたこと等でスケジュールの調整がうまくゆかず,来年度,お二人を招聘することにした。
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