研究課題/領域番号 |
22653119
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
青木 多寿子 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (10212367)
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研究分担者 |
橋ケ谷 佳正 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (50252945)
宮崎 宏志 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (30294391)
新 茂之 同志社大学, 文学部, 教授 (80343648)
山田 剛史 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (10334252)
川合 紀宗 広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (20467757)
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キーワード | character education / 学区全体での取り組み / 世界に通用する教育 / 小中連携 / 家庭・地域との連携 / 日本の学校視察 |
研究概要 |
研究の目的は,日本で最初に学区をあげて取り組む品格教育(character education)を,世界に通用する教育にするための支援を行うことであった。 本年度は,米国の専門家をお招きした。昨年度お招きする予定の先生が,都合で来日できなかったので,今年はお二人を同時にお招きすることになった。具体的には,大学で品格教育を教え,教員研修を行っている大学教員の専門家と,全米で品格教育優秀校に選ばれた学校の担当指導主事の2名であった。これらの方に,学区で取り組む品格教育に取り組んで6年になる日本の学校を視察してご意見を頂いた。その際,日本での担当指導主事の方に,今後の課題として感じている点を事前にお伝えし,米国の専門家にお伝えした。また,米国の専門家には,この学区の6年間の取り組みを前もってお伝えすることで,視察が有効な物になるように力を尽くした。 これらの事前準備の後,小学校,中学校の視察をさせて頂いた。そして,総評,優れている点,今後の展開のためのアドバイスに加えて,事前に打診のあった,保護者や地域との連携についてご意見を頂いた。これらについては,視察させて頂いた学校と教育委員会に,日本語に翻訳した報告書を届けた。加えて,今後の取り組みの展開に生かせるように,米国での取り組みについて紹介する資料も届けた。実際に,日本にお招きすることができ,日本で当たり前に取り組まれていることが,品格教育の良い教材になることも指摘して頂くことができた。 科研費を繰り越したことで,大学で教える理論家と,現場の実践家を同時にお招きすることができた。結果として,日本の教育現場の管理職,教育委員会の方との対話の中で,理論面,実践面での多彩なアイディアを頂くことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度,お招きする方を平成24年度にお招きし,理論家と実践家のお二人に来て頂いた結果,多彩な討論をすることができ,多くの示唆を得ることができた。教育現場への米国専門家の報告も,理論に偏らない,実践的なものとなったと考えている。 これらのことから,おおむね順調に進展したと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度に,品格教育に関わるタイプの違うお二人を米国よりお招きしたこと,事前にこちらが聞きたいことをお尋ねしたことで,日本での品格教育の実践については,かなり基本的なことがわかってきた。米国からの視察で,日本の良さもわかってきた。今後は,これらの知見を,どのように,多くの学校に普及して行くか,その方法を考えたい。
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