研究概要 |
1.GuestはC.-S.Lin(国立台湾大学)との共同研究で戸田格子方程式のある種の解の存在性を証明した(Nonlinear PDE aspects of the tt* equations of Cecotti and Vafa, arXiv : 1010. 1889) これらの解はS.Cecotti and C.Vafaによってその存在が予想されていた.この研究に先立って、まず計算機を使ってこれらの解の数値シミュレーションを行った 2.Guestは2010年5月にMFI Oberwolfachにおいて開催された研究集会"Progress in Surface Theory"に参加し,R.Palais(UC Irvine)と共同でPascal版の3D-XplorMathの開発を進めた また,Guest,Sinclair,酒井はJava版の3D-XplorMathの格子モデルのカテゴリーの開発を進展させた.Fermi-Pasta-Ulamによる非線形格子モデルの数値実験を再現し,標準モードの変化を調べた 3.2010年12月13日に首都大学東京において「Javaチュートリアル:Javaを使った数値計算と可視化」を開催した.チュートリアルでは常微分方程式の数値解を求め,解曲線を描くJavaアプレットを作成した.また,Sinclairは"Natural Computation"と題して,自然界,特に生物の進化の過程において行われる計算とコンピュータプログラミングによる計算の類似と相違にいて講演を行った
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