• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

冷凍機分離型超小型無冷媒希釈冷凍機の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22654040
研究機関大阪市立大学

研究代表者

畑 徹  大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10156333)

キーワード超低温 / 希釈冷凍機 / 無冷媒 / ドライ希釈冷凍機
研究概要

液体ヘリウム、液体窒素を用いない希釈冷凍機は次世代の希釈冷凍機として、物性測定のみならず、分析機器への応用が期待されている。本研究では、冷凍機分離型の超低振動と超小型化を目指した開発を行った。具体的には、
1.50Kと3Kの異なる2つの冷凍機温度を希釈冷凍機側に移送するための3重管サイフォンの製作を含むヘリウムガス循環システムを構築した。
2.希釈冷凍機クライオスタットの製作に関しては、一体型の希釈冷凍機をモデルに希釈冷凍機の心臓部に当たる連続型とステップ型の熱交換器の製作をはじめ、循環ヘリウム3ガス冷却ライン、50K、3K輻射シールドを製作し、クライオスタット全体の設計製作を完了した。
3.断熱真空のチェックのためのヘリウムリークテストも完了した。
このように、冷凍機分離型希釈冷凍機製作はすべて完了したが、冷却の性能評価までは進めることはできなかった。性能評価は、数か月で可能と考えているが、結果によっては改良をする必要があると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Development of Dry Dilution Refrigerator and Temperature Measurement with Quartz Tuning Fork2011

    • 著者名/発表者名
      畑徹、山口晃史、小原顕、矢野英雄、石川修六、半田梓、研谷昌一郎、西谷富雄
    • 学会等名
      第26回低温物理国際会議
    • 発表場所
      中国・北京
    • 年月日
      2011-08-15

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi