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2011 年度 実績報告書

無重力下実験による電気粘性流体における粘性抵抗の役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22654044
研究機関信州大学

研究代表者

武田 三男  信州大学, 理学部, 教授 (20115653)

キーワード電気粘性流体 / 粘性抵抗 / 無重力下実験 / 自由落下実験 / 誘電分極
研究概要

最終年度の本年度は下記の課題について研究を実施した。
(1)自由落下実験用測定モジュールの改良
(2)自申落下実験による電気粘性流体中の誘電体微小球の分散挙動のその場観察実験の解析
(3)自由落下実験による粘性抵抗の測定の解析と数値解析シミュレーション
前年度は微小重量下において、空気中に分散させたガラス球の挙動を印可電場下におけて高速ビデオカメラを用いて観測した。微小重力下においては、浮遊に必要な流体がない、One phaseでも電場印可によってポリスチレン球が柱状に整列する電気粘性効果を示すことを始めて発見した。この実験結果から整列応答時間、粘性抵抗係数の印可電圧依存性等を解析した。この成果はSoft Mattersに掲載されHighlight paperに選ばれる等高い評価を得た。
さらに、得られたパラメーターを用いて数値解析シミュレーションプログラムを作成し、シミユレーションを行い、実験結果の再現を試みた。現在、通常の粘性抵抗のあるTwo phaseでの特性を再現した。引き続き、One phaseの場合について解析する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] C Single-phase electrorheological effect in microgravity2011

    • 著者名/発表者名
      Guoqing Zhao, Shuyu Chen, Weijia Wen, Fumiaki Miyamaru, Hitsuo W.Takeda, Jianding Yu, Ping Sheng
    • 雑誌名

      Soft Matter

      巻: 7 ページ: 7198-7200

    • DOI

      10.1039/c1sm05736g

    • 査読あり
  • [学会発表] 微小重力下における電気粘性液体の挙動と応用2011

    • 著者名/発表者名
      余野建定、武田三男、宮丸文章、増野敦信、趙国慶、沈平、温維佳
    • 学会等名
      宇宙利用シンポジウム(第28回)
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2011-12-09
  • [備考]

    • URL

      http://science.shinshu-u.ac.jp/~thz/kenkyusitu/kenkyusitu_ronbun.html

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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