研究課題
挑戦的萌芽研究
X線を利用した従来の分析手法は、主に4 keVを超える高いX線を利用してきた。一方で、軽元素のK殻励起エネルギーに対応する軟X線は、大気中をもほとんど透過できないことから、その利用は高真空下に制限されてきた。本研究では、2keV以下の軟X線を大気圧環境下での吸収分光分析に応用することを目指して、大気圧環境下での軟X線吸収強度検出法の開発を行った。結果、転換電子収量法が非常に有用であることを確認するとともに、水和物の電子状態を軟X線分光法によって直接観察することに成功した。
すべて 2011 2010
すべて 学会発表 (4件)