研究課題
挑戦的萌芽研究
配位子の立体的、電子的性質を制御因子とする、配位不飽和鉄種の設計をおこない、アルケンを中心とした反応基質との素反応過程の解明と触媒反応への展開をおこなった。トリアザシクロノナン配位子を持つFe(II) 16電子種は、原子移動型ラジカル重合のよい触媒となるが、その前駆体の設計により高い活性と制御性を実現した。エチレンジアミン配位子と2つのメシチレン基を持つFe(II) 14電子種は、電子受容性アルケンと反応してカップリングと共役付加を起こす。ジシラメタラサイクル構造を持つFe(II) 16電子種は、アルケンとの反応により環状ケイ素化合物を生成する。
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Chem. Commun
巻: 47 ページ: 6581-6583
"Half-Sandwich(η6-Arene) iron(II) Dinitrogen Complexes Bearing a DisilaferracycleSkeleton as a Precursor for Double Silylation of Ethylene and Alkynes
巻: 29 ページ: 6157-6160
http://dx.doi.org/10.1021/om100889w
http://www.cm.kyushu-u.ac.jp/dv04/dv04j.html