研究課題
まず、比表面積3000m2/gに及ぶスーパー活性炭を開発し、12MPaの高圧水素下において吸蔵量を測定したところ、室温では0.6wt%を越すことがなかった。ところが77Kにおいて同様な実験を行ったところ、吸蔵量がいっきに4wt%を超えるようになった。このような活性炭の合成とその再現性実験を行った、その結果、このような活性炭が繰り返し得られることを証明した。次に室温にて吸蔵量を増大するには、高圧において水素が水に溶ける現象を利用し、水溶液を接着層ととらえ、これを利用して水素吸着を試みるための実験にうつった。この実験を遂行するための装置設計ならびに改造を行った。装置は、現有の水素吸蔵量測定装置である。この装置の試料管に湿らせた活性炭を装着し、その水が蒸発しないように水素フロー状態で水素を水素管に満たし、その後水素を加圧するシステムを設計し、装着した。その結果、測定プログラムと装置構成の間にミスマッチがあり、正確なデータの導出にいたっていない。引き続き装置改造に取り組んでいる。
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