研究概要 |
2010年度は, 有限要素法(FEM)を用いて, デュアルロータ型永久磁石リラクタンスジェネレータ(PMRG)の解析を行った。その結果, 外側と内側のロータを電気角で180度位相をずらした構成にすると, トルクの高調波成分が打ち消しあって, コギングトルクが約1/2になることが明らかになった。ただし出力の向上は認められなかった。そこで2011年度は, PMRGと磁気ギアを組み合わせた小型高出力な発電システムの構築を目指し, 高速でも高効率な磁気ギアの解析・設計を行った。その結果, 極異方性ボンド磁石を用いた磁気ギアが非常に優れた特性を有することを明らかにした。
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