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2010 年度 実績報告書

磁性体微粒子を含む酸化物ヘテロ構造の創製と半導体電子デバイスへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 22656071
研究機関東京大学

研究代表者

中根 了昌  東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任講師 (50422332)

キーワードスピンエレクトロニクス / 先端機能デバイス / 電気・電子材料 / 電子デバイス・機器 / 磁性
研究概要

・研究の目的
高性能化に限界の見え始めた集積電子デバイスの更なる発展を目指した研究が活発化している。本研究では、これらの一つであるキャリアのスピン偏極を用いたシリコンベースの新規スピン機能半導体電子デバイスの実現を最終的な目標とする。そのためには、スピン自由度でしかなしえない特徴を最大限に生かすデバイス構想や基盤技術が必要であり、真性な材料機能を発揮するための異種材料からなる高品質な人工構造がその基盤である。本研究ではこの要請を満たす「磁性体微粒子を含む酸化物ヘテロ構造の創製」をおこなう。
・該当年度に実施した研究の成果
シリコン基板上にエピタキシャル成長が可能であると報告されているスピネル薄膜の電子線蒸着法による作製をおこなった。シリコン基板(001)を化学洗浄後に真空チャンバーに投入して、基板加熱を行った後に作製を行った。成長中の高速反射電子回折では、エピタキシャル成長を示唆するパターンが得られていたが、光電子分光法による計測を行ったところ意図した組成比から著しく異なる組成比が得られた。このことは電子線蒸着法における材料の蒸気圧の違いを反映していると考えられた。これを解決する目的でパルスレーザー堆積装置の立ち上げをおこない始めた。

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公開日: 2012-07-19  

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