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2011 年度 実績報告書

匂い情報処理の高度化ためのQCM匂い計測装置の開発と匂い情報処理への応用

研究課題

研究課題/領域番号 22656089
研究機関大阪工業大学

研究代表者

大松 繁  大阪工業大学, 工学部, 教授 (30035662)

研究分担者 矢野 満明  大阪工業大学, 工学部, 教授 (40200563)
キーワードQCMセンサ / 匂い識別 / 匂い情報処理 / 匂い計測 / ニューラルネット / 匂い組成 / 匂い濃度 / データベース
研究概要

本研究の目的は、カラー画像の分解と合成で中心となる赤(R)緑(G)青(B)という3原色のように、匂いの素を抽出し、匂いの分解・合成・識別を行うために、水晶振動子(QCM)を用いた匂い計測装置を新たに開発し、計測データに知的信号処理やガスクロマトグラフィ(ガスクロ)を用いて、匂いの基本要素の算出やその化学組成の抽出を行い、匂いの分解・合成・識別を行うとともに小型匂い識別器を作製して産業分野での異常検知、食品の品質検査などへ応用し、その有用性を定量的に検証することである。
本年度は水晶振動子(QCM)センサと匂い計測装置を用いて匂いデータを多数計測し、匂いデータベースを構築した。
1.匂いデータの計測と匂いデータベースの構築:QCMセンサをアレイ状に多数配置した計測装置を用いて、匂いデータベースを計測した。
2.匂いデータベースの構築と独立成分分析による基本要素の考察:様々な匂い膜や匂いの種類に対するデータベースを構築し、匂いデータにICAを適用して独立成分を求め、基本要素抽出のための手法について検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画は、当初の研究計画に沿って進んでいる。現在までに、独立成分分析による独立成分の抽出はできた。

今後の研究の推進方策

今後は、研究実施計画に則り、匂いの素の抽出・匂い情報処理への応用を行う予定である。
なお、これまでに得られた独立成分分析による独立成分が匂いデータによってかなり異なっているため、その化学組成と比較検討することが必要である。そのためには化学の技能が不可欠であるため、適切な研究協力者に協力を依頼する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Neuro-PID Control for Electric Vehicle2011

    • 著者名/発表者名
      Shigeru Omatu, Michifumi Yoshioka, Toru Fujinaka
    • 雑誌名

      Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics

      巻: 15 ページ: 846-853

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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