研究課題
本研究の目的は、植民都市化過程の異なる西・東・南アフリカ各地域において、各都市の形成過程を明らかにし、比較した上で、インフォーマル市街地に対する政策的対応を体系化することにある。研究課題は、(1)アフリカ各地域における都市形成過程の把握と類型化、(2)事例対象地におけるフォーマルな市街地とインフォーマル市街地の形成実態の解明、(3)アフリカ各地域の都市形成過程とインフォーマル市街地に対する政策的対応の体系化の3点であり、アフリカ都市の形成過程に関する新しい原理の発見と共に、インフォーマル市街地に対する政策的対応の提言に向けた知的基盤を形成することが期待される。平成22年度の研究においては、(1)事例対象都市の位置付け:アフリカ各地域に置ける都市形成過程の把握と類型化(文献調査等)、(2)事例調査:事例対象都市(ケニア、南アフリカ、ザンビア、モロッコ、セネガルの大都市圏)におけるフォーマルな市街地とインフォーマル市街地の形成実態の解明(関連資料収集・分析、インタビュー調査等)を行い、特にザンビア・ルサカ、ケニア・ナイロビにおいてアフリカ都市の形成過程とその背景に関する知見を学術論文等にまとめた。
すべて 2010
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
日本建築学会大会学術講演梗概集E-1
ページ: 1301-1302
都市計画諭文集
巻: 45-3 ページ: 48-53