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2012 年度 実績報告書

ステレオカメラ画像を用いた建築物の品質記録と品質検査技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22656134
研究機関早稲田大学

研究代表者

嘉納 成男  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60112992)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードステレオカメラ / 建築工事 / 品質管理 / 建築作業 / 鉄筋工事
研究概要

本研究では、写真計測により柱鉄筋を円柱とみなして3次元モデル化し、鉄筋径・間隔を手計測による実測値と比較することで計測精度を検証した。また、作成されたモデルから配筋検査への応用として、柱鉄筋が型枠内で回転してもかぶり厚さが確保できるよう、スペーサーが適切に配置されているか確認する手法を提案した。
実証実験では主筋12本(D19,D22,D25)とフープ筋18本(D10,D13,D16)、さらに振れ止め筋を配置した幅0.45m、高さ1.8mの模擬柱鉄筋(以下柱鉄筋)を作成し、これを計測の対象とした。使用したカメラは市販のデジタル一眼レフカメラである。
上記の実験の計測から作成した3次元モデルに基づいて、鉄筋径及び鉄筋間隔を測定した。鉄筋径は円柱モデルの半径を読み取った。鉄筋間隔は計測箇所の円柱モデルの中心軸を最短距離となる線分で結び、線分の長さを読み取った。そして、3次元モデルから計測精度を把握するために、ノギスを使用して測定した実測値と、モデルから上記の方法で取得した測定値を比較した。
本実験の結果、写真計測を用いた柱鉄筋の測定方法を示し、鉄筋を円柱とみなし3次元モデルの作成を行うことが可能であることを明らかにした。また、計測精度を実測値と比較し検証を行った結果、その精度は、±3mm程度であり、スケールを用いた計測結果と変わらないことが判った。さらに、作成された3次元モデルから、型枠内で鉄筋が回転してもかぶり厚さが確保できるよう、スペーサーが適切に配置されているか確認することが出来ることを明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 鉄筋工事における写真計測の活用に関する研究―柱鉄筋の3 次元モデルの作成及び精度検証―2013

    • 著者名/発表者名
      蓬田隆史
    • 学会等名
      日本建築学会関東支部研究
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20130316-20130316

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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