研究課題
日本における復原モデルを組立・解体の実験を行ないながらオリジナルモデルとの類似性の検証をおこなった。結果、復元モデルは、オリジナルモデルを妻側・平側ともに平面を半分の長さに縮小していることもあり、特徴とするA型ポルティークの特性が施工性において活かされていないと結論づけることができた。また、本格的に検討を行う復原模型改良モデルのシステムの検討も行った。さらに、平成23年度の研究を通して、同時代に建設された前川國男のプレモス、住宅営団の組立住宅との比較をとおして、坂倉準三の組立建築のシステムや接合部の特徴を整理することができた。※上記の研究を通して行われたワークショップの模様は、組み立て解体の模様を記録した映像は授業教材としても活用している。