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2010 年度 実績報告書

非強酸・非窒素系溶媒を活用した低環境負荷的希少元素リサイクル法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22656207
研究機関徳島大学

研究代表者

薮谷 智規  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (80335786)

研究分担者 倉科 昌  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (30400708)
安澤 幹人  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (70210250)
鈴木 良尚  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (60325248)
キーワードレアメタル / 非強酸 / リサイクル
研究概要

固相に吸着した金属の溶出には強酸(硝酸・塩酸・硫酸)が使われるのが一般的であり、これは金属の陽イオンと強酸中のプロトンが交換することで達成される。しかし、強酸を使用することのデメリットとして、処理システムの耐酸性仕様化に伴う高コスト化、選択性の低下がある。また、窒素を含む溶媒の排出に関しては、瀬戸内海法に代表されるように、総量規制が始まり、窒素を有しない溶媒の利用が求められている。そこで、強酸を使用しない温和な条件下での分離回収システムを構築することを目的とした実験を実施した。その結果、いくつかのレアメタルについて選択的に回収出来ることが判明した。さらに、その精製度を高めることに成功した。吸着・溶離メカニズムを誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)、発光分析装置(ICP-AES)、X線分光装置-(XRF,XRD,XPS),核磁気共鳴分析装置フーリエ変換赤外分光法FTIR、紫外可視分光光度計UV-vis、X線吸収微細構造(XAFS)分析により解析中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] 非強酸系溶媒を溶離液とするイミノジ酢酸系キレート樹脂からの金属イオン溶出2011

    • 著者名/発表者名
      薮谷智規
    • 学会等名
      日本化学会西日本大会
    • 発表場所
      熊本大学
    • 年月日
      2011-11-07
  • [学会発表] 非窒素、非強酸系溶媒による廃棄物中の重金属成分の溶出2011

    • 著者名/発表者名
      薮谷智規
    • 学会等名
      日本化学会西日本大会
    • 発表場所
      熊本大学
    • 年月日
      2011-11-07
  • [産業財産権] レアメタルの選択的回収方法2010

    • 発明者名
      薮谷智規
    • 権利者名
      薮谷智規
    • 産業財産権番号
      特許、特願2010-164850
    • 出願年月日
      2010-01-22

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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