研究課題/領域番号 |
22656216
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
下田 吉之 大阪大学, 工学研究科, 教授 (20226278)
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研究分担者 |
鳴海 大典 横浜国立大学, 環境情報研究院, 准教授 (80314368)
山口 容平 大阪大学, 工学研究科, 助教 (40448098)
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キーワード | 将来技術 / 民生部門 / シミュレーション / 地域熱供給 / コージェネレーション |
研究概要 |
本研究は、研究グループがこれまで開発してきた民生家庭部門、民生業務部門の都市レベルボトムアップ型シミュレーションモデル、建築熱環境形成予測モデル、地域熱供給シミュレーションモデルをベースとして、2050年頃までに実用化が予想される新技術をリストアップし、各技術をモデル化して上記モデルに組み込むことを最終目的とした研究である。 本年度は最近急激に関心の高まった「スマートグリッド」関連の蓄電池、スマートメーター・スマートタップと関連した情報通信技術、太陽電池、ディマンドレスポンス技術、各種省エネルギー技術の情報を中心に、経済産業省技術戦略マップ、NEDO省エネルギー技術マップやIEA Energy Technology Perspectivesなど2050年に向けた技術開発ロードマップの調査、大阪大学サステイナビリティシーズマップの作成に関与して学内における新規技術の調査をおこない、将来技術シーズのインベントリーの作成を開始するとともに、そのフォーマットのあり方について検討をおこなった。 更に、燃料電池等高効率コージェネレーションを中心とした熱供給技術のエネルギー効率向上を予測する目的で、実在する最新のコージェネレーション利用地域冷暖房システムのシミュレーションを実施し、実態データとの比較を通じて実際の運転上のフォルト等を反映した現実性の高いモデルにバージョンアップをおこなった後、将来予想される効率向上対策の効果の定量的な評価を実施した。
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