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2010 年度 実績報告書

In vivo細胞イメージングモデル開発による集団細胞移動機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22657048
研究機関名古屋大学

研究代表者

伊藤 素行  名古屋大学, 高等研究院, 特任准教授 (20377906)

キーワードゼブラフィッシュ / Notch / 細胞挙動
研究概要

集団細胞移動機構は、単一細胞の細胞移動解析研究だけでは、解明することができず、異なったパラダイム"細胞間シグナル相互作用"を含めた解析が必要である。しかしながら、集団細胞挙動解析に適した可視化モデルは十分とはいえない。そこで、集団細胞移動のモデルとしてin vivoでの細胞挙動観察が容易なゼブラフィッシュの側線原基を利用する。本年度は、側線原基細胞集団全体で発現するGal4ラインとして、ClaudinBプロモータ-下流で、Gal4と赤色蛍光タンパク質RFPの融合タンパク質発現させるトランスジェニックラインを複数作成したが、目的通りの側線原基での発現が見られるラインの確立には至っていない。一方、エンハンサートラップ法によって、Gal4がランダムにゲノム中に挿入されたトランスジェニックラインから、側線原基の一部でGal4が発現するラインを複数得る事ができた。また、細胞間シグナルとして重要なNotchシグナルの変異体mibでは、側線原基の移動が遅れることから、Notchシグナルが側線原基の移動に関与する事を明らかにした。また、細胞挙動可視化トランスジェニックラインとして、Lifeact-GFPをGal4転写因子の応答配列であるUASの下流に配置したUAS; Lifeact-GFPを作成し、ラインとして確立中である。Notchシグナル変化における側線原基細胞挙動の詳細を解析するため、このラインをMib変異体との交配を行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Mib regulates migration of the posterior lateral line primordium inzebrafish.2010

    • 著者名/発表者名
      溝口貴正、伊藤素行
    • 学会等名
      第16回小型魚類研究会
    • 発表場所
      埼玉プラザイースト
    • 年月日
      20100918-20100919
  • [学会発表] Mib is required for cell migration in zebrafish posterior lateralline2010

    • 著者名/発表者名
      溝口貴正、伊藤素行
    • 学会等名
      第33回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド
    • 年月日
      2010-12-08
  • [備考]

    • URL

      http://www.bio.nagoya-u.ac.jp/index2.html

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公開日: 2012-07-19  

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