研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、ルシフェラーゼレポーターを用いて、無麻酔・無拘束の動物の遺伝子発現をリアルタイムで体表より定量・解析するシステムを構築し、遺伝子レベルでの環境や薬物への応答、臓器間相関などを解明することを目的として行われた。2台のCCDカメラによるステレオ撮像による距離に応じた発光値のリアルタイム補正プログラムと発光マーカーによる自由行動マウスの目的部位追跡プログラムを開発した。本システムを用い、無麻酔・無拘束マウスの嗅球、大脳皮質、皮膚における時計遺伝子Per1およびBmal1発現を数日にわたり計測し、両遺伝子に特徴的なリズム変動を測定した。本システムは、自由行動個体の遺伝子応答を行動と同時に多くの組織で計測することを可能とし、社会的接触、母性行動などに伴う遺伝子発現など、広範な研究に応用が可能な優れたシステムである。
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