研究課題/領域番号 |
22659111
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中野 賢二 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 教授 (00315061)
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研究分担者 |
兵藤 文紀 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 准教授 (10380693)
藤村 由紀 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 准教授 (20390304)
三浦 大典 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 准教授 (40532627)
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連携研究者 |
内海 英雄 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 特任教授 (20101694)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 非侵襲的治療応答性アッセイ / レドックスイメージング / メタボリック・プロフ ァイリング / 遺伝子治療 |
研究概要 |
本研究の目的は、遺伝子治療で変動する癌組織のレドックス状態を非侵襲的に評価できる分子イメージング法や、MALDI/LC質量分析を用いた治療応答特異的に産生される微量代謝産物の解析法の開発である。活性酸素が治療機序とされるTNF-α遺伝子治療により皮下腫瘍のオーバーハウザーMRI (OMRI)で解析したラジカル消退速度は対照群に比較して亢進していた。一方、腹膜播種ではラジカル消退は一定の結果を得られなかった。腫瘍と正常組織がヘテロに存在する腹膜播種では腫瘍領域特異的なゲート設定が必要と考えられた。また、レドックス応答因子YB-1 の RNAi抑制後の細胞内微量代謝産物をMALDI-TOF質量分析し、NADの低下、Histidine、Aspartate の増加が検出できた。空間的領域識別能を有するレドックスイメージング(OMRI)により遺伝子治療応答性の非侵襲的評価法が確立できる可能性が示唆された。
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