有効な治療法が確立されていない摂食障害の治療システム開発のため、以下のことを行った。摂食障害で特徴的とされるが、診察場面では確認できない過活動は日常生活下における介入ポイントの候補となると考えられるので、加速時計を用いて客観的な評価を行ったところ、神経性食欲不振症群で活動エネルギーは健常者よりも低値であったが、制限型では活動パターンの位相が前進しているが明らかとなった。また、日常生活下において治療介入を行うためにcomputerizedEcologicalMomentaryAssessment(EMA)を応用した症状・行動・食事内容の評価・記録システムの開発を行った。
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