研究課題
平成22年度においては下記の研究計画を立案し、実施するための調整、準備を行った。腸内フローラの解析は、ヤクルト中央研究所の協力を得て、腸内フローラ解析システム「YIF-SCAN」(Yakult Intestinal Flora Scan)を用いて行うこととなった。本システムは、門、属あるいは種に特異的なプライマーを用いた定量的PCR/RT-PCR法を原理としており、迅速、簡便および大量の腸内フローラ解析が可能となる。平成23年度においては、本システムを用いて以下の解析を行う予定である神経性食欲不振症患者において治療によってもたらされた体重増加(ベースラインから20%増加した時点)による腸内細菌の変化:入院患者に対する栄養法は、院内の食事による経口摂取または、定められた栄養剤による経鼻経管栄養によって行う。神経性食欲不振症患者の腸内細菌の体重増加による変化を検討するために、ベースライン時とそこから20%の体重増加を認めた時点での糞便サンプルを採取し、YIF-SCANを用いて腸内フローラを解析する。合わせて、通常診療で検査を行っている心理・生理・生化学的データ(呼気ガス分析による基礎代謝測定を含む)および消化器症状の主観的尺度を経時的に評価する。
すべて 2010 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)
Biopsychosocial Medicine
巻: 4 ページ: e12
Eating and Weight Disorders
巻: 15(4) ページ: e226-233
Pediatric Diabetes
巻: (In press)