研究課題
挑戦的萌芽研究
生命予後不良な急性間質性肺炎を合併する無筋症性皮膚筋炎患者に特異的に検出される抗CADM-140抗体の対応抗原を分析し、ウイルスRNAの細胞質内受容体であるIFIH1/MDA5であることを突き止めた。同抗体陽性患者は血清中フェリチンが高値を示し、IL-6、IL-10、IL-18、M-CSFが高値であり、マクロファージ活性化状態にあることが示唆された。同抗体陽性患者に病初期から強力な免疫抑制薬併用療法(ステロイド大量+シクロスポリン+シクロホスファミドパルス療法)を導入することによって従来よりも生命予後が改善する可能性が得られた。
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