研究課題
挑戦的萌芽研究
無菌マウスの解析。無菌マウスを通常のSPF環境下で飼育したマウスをコントロールとして比較検討した。耳介、および剃毛後の背部皮膚を採取後、パラフィン切片を作成し、HE染色で病理組織学的に検討した。その結果、無菌マウスの表皮は病理組織学的にはSPFマウスと比較してやや萎縮傾向であった。また、真皮浸潤細胞はほとんどなく明らかな差異はなかった。さらにケラチンをはじめとする通常の分化マーカー、および異常分化のマーカーの発現を免疫組織学的に確認した。黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌を熱処理し不活化後、培養ヒト角化細胞に添加した。その結果、サイトカイン、抗菌ペプチド発現増強が認められた。乾癬モデルマウスの作成には感染症に関わる自然免疫を活性化するイミキモドを用いた。病理組織学的にも臨床的にも乾癬病変を誘発することを確認できた。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (2件)
J Allergy Clin Immunol
巻: 127 ページ: 806-814
Biochem Biophys Res Commun
巻: 412 ページ: 441-445
PLoS One
巻: 5 ページ: e11275
J Biol Chem
巻: 285 ページ: 30042-30049
J Dermatol Sci
巻: 60 ページ: 179-186