研究課題
挑戦的萌芽研究
消化器領域あるいは乳腺領域の超進行切除不能癌あるいは再発癌に対し、サバイビン2Bペプチドを用いた癌ペプチド療法を8例に実施した。6例に明らかな免疫学的反応を認め、臨床効果についてはrecist基準では6例にSD、2例にPDであった。尚、注射局所反応を除くと、有害事象についてはグレードIの発熱以外に面倒なものを認めなかった。したがって全例でプロトコル上の臨床研究は可能であった。一方、従来よりMHCクラスI発現が無いか極めて低い癌細胞のあることが知られており、それらについては、発現亢進のためにHDAC阻害剤の投与の有用性が動物実験的研究において知られていた。そこで適応症例については、ワクチン療法前にHDAC阻害剤の経口投与を試みた。登録症例研究計画期間終了直前に生じたことにより、現在、進行中であり、今後の分析対象とする。研究については安全に実施できたと言えるが、登録症例数の円滑な増加がみられないことが課題として残った。
すべて 2012 2011
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 12件) 学会発表 (6件)
Carcinogenesis
Exp Mol Pathol
巻: 92(1) ページ: 185-90
巻: 92(1) ページ: 27-32
Lab Invest
巻: 91(12) ページ: 1796-804
doi:10.1038/labinvest.2011.140.
Immunotherapy
巻: 3(8) ページ: 945-7
Cancer Sci
巻: 102(8) ページ: 1443-7
doi:10.1111/j.1349-7006.2011.01962.x.
J. Cancer Res. Clin. Oncol.
巻: 137(5) ページ: 789-94
Am J Pathol
巻: 178(4) ページ: 1805-13
Int Immunol
巻: 23(4) ページ: 223-37
J Immunoassay Immunochem
巻: 32(2) ページ: 93-102
巻: 102(6) ページ: 1181-7
doi:10.1111/j.1349-7006.2011.01
J Immunol
巻: 186(7) ページ: 4325-30