肺癌EGFR遺伝子変異の超高感度検出法を開発すべく、ビデオマススコープによる低分子細胞成分パターンの模索、培養細胞集団から得た細胞内抽出液を用いて、液体クロマトグラフィー質量分析法による細胞内低分子パターンの高感度網羅的解析を行った。EGFR変異を有する細胞株ではglucoseや脂肪酸の運搬に関わるcarnitine類やMFN 1、actin-related protein 2/ 3complex subunit 3が特異的に存在し、これらのアミノ酸や蛋白がEGFR変異に関連する可能性が示唆された。ビデオマススコープを用いた測定が超高感度検出法として応用可能と考えられた。
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