研究課題
挑戦的萌芽研究
脳疾患へのドラッグデリバリーシステム構築のため、冷却による血液脳関門(BBB)の制御を試みた。マウス内皮細胞による人工BBBは、低温時にタイト結合が一過性に開き、その構成タンパクであるclaudin5は15℃で発現量が減少した。ラットに静注したエバンスブルーは脳冷却部位に漏出し、これは可逆的だった。てんかん患者では術中に静注したインドシアニングリーンが脳冷却部位に漏出した。以上より脳局所冷却がBBBを可逆的に開放することが分かった。
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