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2010 年度 実績報告書

尿中分泌miRNAを用いた新規前立腺癌バイオマーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 22659288
研究機関京都大学

研究代表者

小川 修  京都大学, 医学研究科, 教授 (90260611)

研究分担者 吉村 耕治  京都大学, 医学研究科, 講師 (40397542)
神波 大己  京都大学, 医学研究科, 講師 (20402836)
井上 貴博  京都大学, 医学研究科, 助教 (80511881)
キーワードマイクロRNA / 前立腺癌 / 去勢抵抗性
研究概要

miRNAは、その発現がヒトの様々な疾患の発症に関与することが分かってきており、急速にその研究が進んでいる。miRNAはあらたな遺伝子発現調節分子として、癌研究領域ては、発癌、増殖、浸潤、転移などのさまざまな過程でその関与が注目されている。前立腺癌におけるmiRNAの発現異常の研究に関する報告は急速に増えてきており、その発現異常をターゲットにした診断や治療の開発が期待されている。採取した全尿を遠心して得られたペレットから抽出したmiRNAに関する尿路性器癌に関する診断マーカーの報告はあるが、尿上清中特異的なmiRNAの報告は確固たるものがなく、本研究ではまず全尿(上清およびペレット)からmiRNAを採取して、その解析をすすめた。
全尿中miRNA arrav
前立腺癌患者10名および前立腺肥大症7名の全尿中のmiRNAを抽出し、miRNA array(東レHuman miRNA Oligo chip)を用いた網羅的発現解析を施行した。現在結果の詳細な解析中である。
尿上清中miRNAの検出
尿上清中miRNA採取時に細胞成分除去するためにさまざまなフィルターを用いてmiRNAの抽出を試みている。また尿の保存状況(4度、-80度など、また抽出するまでの時間)によって採取できるmiRNAの質・量に関しても検討中である。
前立腺癌細胞培養上清中miRNAの網羅的解析
代表的な前立腺癌細胞株LNCaPおよびPC3の上清中miRNAを採取して、細胞分泌miRNAを探索する目的で、その網羅的発現解析の準備を施行している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 去勢抵抗性前立腺癌の治療標的探索のための新規xenograftにおけるmicroRNA発現解析2010

    • 著者名/発表者名
      前野淳、井上貴博、小川修, ほか
    • 学会等名
      第69回 日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2010-09-24
  • [備考]

    • URL

      http://www.urology.kuhp.kyoto-u.ac.jp/

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公開日: 2012-07-19  

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