オートファジーはミトコンドリアによりその過程が調節されることが知られており、ミトコンドリア関連因子を視神経で検討した。ミトコンドリアに存在するチオレドキシン2は視神経において高眼圧モデルで減少していた。軸索内のマイクロチュブルやニューロフィラメントの減少が軸索数減少よりも鋭敏であることを報告した。オートファジーのマーカーであるLC-3IIが高眼圧モデルの視神経で上昇しており、オートファジーをさらに誘起することで軸索に保護的に働くことを見出した。ミトコンドリアとオートファジーを調節することで軸索保護治療に寄与することが示唆された。
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