研究課題/領域番号 |
22659347
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
水口 俊介 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30219688)
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研究分担者 |
金澤 学 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (80431922)
佐藤 佑介 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (10451957)
飼馬 祥頼 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (30401326)
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キーワード | 咀嚼能力評価 / 咀嚼力判定用ガム / 色変わりガム / インターネットシステム / データベース / 信頼性 / 妥当性 / カラースケール |
研究概要 |
本研究で構築するインターネットシステムは、被験者自ら咀嚼能力検査を行いその結果をインターネット上のシステムに入力してもらうことでデータの大量取得を可能とすること、また被験者が入力した結果に対して即座に評価コメントをフィードバックすることで被験者のモチベーション、口腔健康への意識の向上を計るものである。 本年度には以下の研究を行った。まず、被験者が咀嚼能力を自己評価するために必要であるカラースケールの改良を行った。結果の定量的評価を可能とするために咀嚼回数と色変わりの関係を詳細に調べ、その関係は4パラメータロジスティック曲線の回帰式で精度よく表すことができる事を解明した。測定結果の信頼性、妥当性も踏まえた上で、その回帰式に基づいたカラースケールを開発した。次に、インターネットシステムの画面設定、フィードバック機能のために、データベースの初期設定値について検討を加えた。本システムが実際に稼働した後には、収集したデータを元にこの初期設定値は随時ブラッシュアップされていくことになる。そして、インターネットシステムの開発を外部業者に発注した。被験者のプライバシーの保護、アカウント情報の項目の選択入力・管理方法、咀嚼能力判定画面の設定、フィードバックのアルゴリズム、データの出力方法、システム管理画面の内容についての検討を行った。また、実際にシステム稼働する前に、どのような咀嚼回数、咀嚼方法が最も適切であるか検討する研究も可能とするために、各設定値を可変となるよう調整した。これにより来年度に実施する本システムの試運転、検証がより自由に行う事ができるようになった。
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