研究課題
挑戦的萌芽研究
従来、ES細胞やiPS細胞などの幹細胞は、不活性化したフィーダー細胞や血清などの動物由来成分を含む条件で培養されており、このような培養系では細胞増殖・分化制御機構や制御因子を検討することや、再生医療への応用は非常に困難である。本研究の結果、我々が開発したESF7およびhESF9培地を用いることで、フィーダー細胞や血清を用いずに、マウスES、マウスiPS細胞、ヒトiPS細胞を誘導・培養する事に成功した。本培養系を用いることで、iPS細胞の培養・維持が標準化できるとともに、増殖・分化を制御する各種因子の正確な検討が可能となる。さらに、再生・細胞治療のソースとしての安全性の向上や創薬スクリーニングへの応用が進み、安全で確実な再生医療の実現が可能となると考えられた。
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