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2012 年度 実績報告書

看護ケアに応用可能なAcupressure(ツボ刺激)の解明と教育プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 22659397
研究機関関西医療大学

研究代表者

辻 幸代  関西医療大学, 看護学部, 教授 (10331802)

研究分担者 中納 美智保  関西医療大学, 看護学部, 准教授 (10342271)
山根木 貴美代  関西医療大学, 看護学部, 助手 (00617459)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードAcupressure(ツボ刺激) / 足浴 / 皮膚温 / 血流
研究概要

【研究目的】本研究の目的は、足浴直後に下肢の三陰交ツボを押圧した効果を明らかにすることにより、看護ケアに取り入れられるAcupressure(ツボ刺激)の臨床応用を開発することである。【研究方法】健康な成人期の女性(27.5±14.8歳)12名を対象に、室温(24.1±0.8℃)、湿度(37.0±10.0%)に調節した環境で行った。実験方法は、40.3±0.3℃に調整した3Lの湯に10分間足部を浸し、その後両側の三陰交を各10回押圧した。データ収集は、足浴開始前から35分後までの深部温、皮膚表面温度はコアテンプCM210で(左手掌・左大腿部・左肩部)、左肩部と左大腿部の血流はアドバンスALF21Dを用い、心拍変動はMemCale/TarawaGMSを用いた。【結果】深部温は、開始時(35.6±0.7℃)から終了時(35.7±0.4℃)で変化はみられなかった。左肩部表面温度は、開始時(33.8±0.8℃)から終了時(34.7±0.7℃)となり有意に上昇した(F=10.916、P=0.000)。左大腿表面温度は、開始時(30.9±0.8℃)から足浴実施5分後には(32.0±0.8℃)に上昇し、その温度が低下することなく終了時(33.3±1.6℃)となり有意な上昇が継続した(F=52.247、P=0.000)。大腿部の血流も、開始時を100とすると終了時171%に優位な上昇がみられた(F=2.784、P=0.009)。心拍数は、開始時70.2±9.8回/分が終了時64.5±8.1回/分へと有意に低下した(F=88.750、P=0.000)。【結論】足浴後に下肢の三陰交ツボ刺激を行うことで、大腿部の皮膚温の上昇と血流の上昇が30分後まで維持し、足浴から遠位部にある肩部の皮膚温度の上昇や脈拍の減少もみられた。つまり、足浴にツボ刺激を加えることで保温性の効果が維持できる。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 成人女性を対象とした足浴後の皮膚水分量の変化2013

    • 著者名/発表者名
      山根木喜美代
    • 雑誌名

      日本看護学会論文集:看護教育

      巻: 43号 ページ: 19-21

    • 査読あり
  • [学会発表] 足浴がもたらす肩部の温度・血流・筋硬度の変化2013

    • 著者名/発表者名
      中納美智保
    • 学会等名
      第44回日本看護学会(看護総合)
    • 発表場所
      別府国際コンベションセンター
    • 年月日
      20130913-20130914
  • [学会発表] 成人女性を対象とした足浴後の皮膚水分量の変化

    • 著者名/発表者名
      山根木喜美代
    • 学会等名
      第43回日本看護学会(看護教育)
    • 発表場所
      岩手県民会館

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公開日: 2014-07-24  

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